縄張り争い
立場を、権力を維持したい。実はこれが経済成長が必要となる一番の動機でしょう。会議の中で発言力がなければ言いたいこということができません。場合によっては無理難題を押し付けられるかもしれません。正義を通すには力が必要となります。力とはなんでしょう?
仮に、縄張り争いをしているとします。選択肢は2つしかありません。闘うか逃げるか。闘わなければ逃げるしかありません。お金がなければ闘うことはできません。お金はいくらでも必要になるでしょう。これで、経済成長がいくらでも正当化できるようになりました。経済成長の必要性は実は戦争の論理と同じです。負けられないでしょ!
権力という立場にある人は、経済成長を否定することはできません。それは権力の座を降りることを意味します。ところで、民主主義国の真の権力は国民の側にあります。国民が認めさえすれば経済成長を神に崇める必要はなくなりそうな気がします。もし国の優先課題が経済成長であれば、国民が(他国に比べ)まだまだ自分は貧乏なのでもっと豊かになりたいと思っているということでしょう。そうなのでしょうか
登録:2021-09-01 18:20
更新:2021-09-09 10:24
by りんご89円