となりの芝生

地球全体で考えればおそらく経済成長は必要ありませんし、特に要求されているわけでもありません。地球の未来に決まったゴールはありません、急いでみても仕方ありません。むしろ環境に与える影響を考えれば破滅のゴールへ急いでいると言えるでしょう。ならば、道端の花をながめがら、景色を楽しみながら、ゆっくり行くのが良いですよね。

一方、対他国で考えるとそうゆうわけにいかなくなります。となりの芝生が黄色いうちは肥料を分けてあげることはできても、自分の家より青いのは許されないのです。わかります。貧乏は相対性です。そしてそれはみじめなことです。なので貧乏な国が豊かになるのに経済成長を望むは自然です。でも、貧乏とは言えない国、十分に豊かになった国で、貧乏だった時代と同じ成長を望むのは無理があります。現在のイタリアをローマ時代に比べると泣きたくなるレベルかもしれません。だとしても、今の方が格段に豊かで、貧乏になったとは言えません。

登録:2021-09-01 17:10
更新:2021-09-09 10:14
by りんご89円
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