親鸞さまはなにを言われたのか
死は煩悩からの解放だから、その瞬間、人は誰でも仏陀の境地に到達しえる。正に仏になる。三途の川を渡り彼岸へ渡るということですね。成仏は約束されているので安心して生を生きなさい、必要なのはただ念仏することだけだと。
当時、仏教は高貴な人たち(善人)が学ぶことができる高度な学問でした。それでは我々賤民(悪人)は救われません。これでは阿弥陀様のスーパー救済力の持ち腐れです。救われるべきなのは我々の方でしょう。悪人正機や唯念仏は、イノベーションだったのだと思います。学問のない人にも四諦をわからせる工夫が必要だったのです。大発明でしょう。
登録:2021-08-09 21:46
更新:2023-01-18 11:42
by りんご89円